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『ソーシャル・ネットワーク』の英語表現③ – 人はネットで友達をチェックしたいんだ。

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※まだ見ていない人には、若干ネタバレになる可能性があります。

前回の続きをやります。

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ただし、このページは映画自体の評論やストーリーの解説をするものではないので、作品を楽しみたい方は、映画をご覧ください。アマゾン・プライムでも、ネットフリックスでも観ることができます。

目次

Our second programmer got overwhelmed with schoolwork.

俺たちの2番目のプログラマーは学校の業務が忙しくなりすぎたんだ。

ハーバード大学のシステムをクラッシュさせたマークは、あるクラブの男子生徒たちに呼ばれ、自分たちのプログラマーになってくれないかと頼まれます。

前任者は忙しくなり過ぎてやめてしまったことを示唆しています。

Male student: Our second programmer got overwhelmed with schoolwork. We need to build the site, write the code.
Mark: I'm in.

男性生徒:2番目のプログラマーは学校の課題が忙しくなり過ぎたんだ。ウェブサイトを立ち上げ、コードを書いて欲しいんだよ。
マーク:やるよ。

I’m in. = 私も参加する。乗った。

マークはこの依頼を引き受けることにしました。

I’m developing an algorithm to define the connection between between Jewish guys and Asian girls.

俺は、ユダヤ系の男とアジア系の女をつなぐアルゴリズムを開発しているんだ。

この映画に出てくるハーバードの大学生は、自分たちが選ばれた人間で、女子生徒はみんな自分たちに興味があると思っているようです。

- It is not that guys like me are generally attracted to Asian girls. It's that Asian girls are attracted to guys like me.
- I'm developing an algorithm to define the connection between Jewish guys and Asian girls.

- 別に俺のような男がアジア系の女の子たちに一般的に興味があるわけじゃない。アジア系の女の子たちが俺のような男に興味があるだけさ。
- 俺は、ユダヤ系の男とアジア系の女をつなぐアルゴリズムを開発しているんだ。

It is not that- = 〜というわけではない。

be attracted to [someone/something] = 興味がある。惹かれている。気がある。

I’ve come up with something. I got to tell you something.

あることが起こった。お前に言わなきゃいけないことがある。

come up with something = 何かに遭遇する。

[have] got to do something = 何かをしなくてはならない。

マークは、親友の天才プログラマー、エドワルドにさっきの依頼のことを報告しようとします。

Mark: I've come up with something.
Eduardo: I got tell you something. You're not going to believe this.
Mark: What?
Eduardo: I got puched by the Phoenix.

マーク:あることが起こった。
エドワルド:お前に言わなきゃいけないことがある。信じられないと思うぞ。
マーク:何だよ?
エドワルド:フェニックス・クラブのヤツに”パンチ”されたんだよ。

フェニックス・クラブに”パンチ”されるというのはそのまま殴られるという意味ではなく、スラングで、クラブメンバーの席を争うコンテストに招待されるという意味ですが、あんまりこれは日本人が日常で使うことはないでしょう。

いずれにせよ、ちょうどマークもエドワルドも、同じ時期に別々のクラブの参加にリーチをかけたということです。

People want to go on the Internet and check out their friends. Why not build a website that offers that?

みんなインターネットにアクセスして知り合いをチェックしたんだ。そういうサービスを提供するサイトを作るってのはどうかな?

go on the Internet = インターネットにアクセスする。インターネットを使う。

check out = チェックする。

offer = (サービスなどを)提供する。

Mark: People want to go on the Internet and check out their friends. Why not build a website that offers that? Friends, pictures, profiles, you can visit, browse. Maybe its' someone you just met, but not a dating site. I'm talking about the entire social experience of college and putting it online.
Eduardo: I can't feel my legs.
Mark: I know. I'm totally psyched, too.

マーク:みんなインターネットにアクセスして知り合いをチェックしたんだ。そういうサービスを提供するサイトを作るってのはどうかな?友達とか、写真とか、プロフィールとか。見に行って、ブラウズする。たった今会ったばかりの相手かもしれない。でもこれは出会い系サイトじゃないぞ。大学の社交ライフのすベての事を言ってるんだ。それをインターネットに持ってくるんだよ。
エドワルド:脚が痺れてる。
マーク:だろうな。俺も今完全に頭がイカれてる

psyched = 興奮している。

おそらくこれが、マーク・ザッカーバーグが親友の天才プログラマーに最初にフェイスブックというものを提案し、自分の夢を語った歴史的なセリフだと思ったので選びました。

You would have to know the people on the site to get past your own page, like getting punched.

自分のページをパスさせるには、サイトにいる人間と知り合いである必要がある。”パンチ”されるみたいに。

なるほど。フェイスブックは、マークたちの、排他的なソーシャル・クラブに入りたいという願望がベースになっていて、クラブのモデルがフェイスブックのシステムの源流だったんんですね。

この映画には、繰り返し”exclusive”という言葉が出てきます。

この言葉は、排他的、特別、という意味があり、選ばれた人間しかアクセスできないという意味で使われています。

それこそが、マークやエドワルドが欲しがっていたものであり、ここでは自分で選ばれるより、自分でそういうexclusiveな組織を作ろうというところから、彼らの壮大なプロジェクトがスタートしています。

Mark: You would have to know the people on the site to get past your own page, like...getting punched.
Eduardo: Wow, that's good.
Mark: It's like a final club, except we are the president.

マーク:自分のページをパスさせるには、サイトにいる人間と知り合いである必要がある。"パンチ"されるみたいに。
エドワルド:おお、それはいいな。
マーク:ファイナル・クラブみたいなもんだよ。俺たちが"主"だってのを除けばな。

このexcept- の表現は前回で触れました。

今日はここまでにしましょう。

References

Amazon Prime, 2011. The Social Network Got Facebook and Zuckerberg All Wrong [Online]
Available at: https://www.ldoceonline.com/dictionary/install
[Accessed 5 September 2022].

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