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パレスチナで、ウクライナで傷を負う者たちへ

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海の向こうでまた戦争が始まった。

今度は中東だ。

とはいっても、俺にとってはもはや「遠い海の向こうの国」ではない。

中東にも、友達がいるのだ。

昨夜、ユダヤ人の知り合いからのメッセージが共有された。もちろん彼はイスラエル側だ。

ハマスが残忍なテロリスト集団で、その背景には、支援者であるイラクのリーダー、アリ・ホメイニの野望があること。

アメリカには、ハマスをサポートする学生が大勢いて、イスラエルの武力行使を非難するデモを行っていること。

しかし、これはホロコースト以来のユダヤ人大虐殺であること。

真実を知りたくて、国内ネットのニュースを見れば、たいていどちらかといえばがハマスを悪者扱いしてる。

そして英語で見られる欧米のメディアではこれがさらに顕著だ。

こんなんじゃ、何が真実なのか見えやしない。

一方で、英語で報道されるアルジャジーラ系のニュースでは、比較的イスラエルに攻撃され、家や親を失った子供や女性の報道が多い。これを見れば、ハマスの一方的な侵略戦争でもないことがわかる。

一般市民にはどちらにも被害者がいて、きっとどちらにも言い分はあり、こういう経験をした少年の中から、いわゆる欧米や日本で「テロリスト」と呼ばれている人間や、イスラム原理主義が生まれてくる可能性があるのも想像できる。

ただ同時に、僕のユダヤ系の友達も、アラブ系の友達も、個人レベルでは尊敬し合っているのだ。

思想は一致しないが、お互いの人間性を認め、リスペクトしている。

政治や信条では理解し合えない。だから国際社会の中で良好な人間関係を築こうと思ったら、政治と宗教の話はタブーなのだ。ほかにもジェンダー論とか、性別とか、タブーの話はたくさんある。

それでも違いを認め合い、愛情や友情をはぐくむことはできるのに、一部の権力者のために戦争がはじまり、若い情報弱者はプロパガンダの餌食となり、戦場に駆り出されて血を流す。

攻撃された側も、祖国を守るために武器を取って、本来流さなくていいはずの血を流す。

ロシアにも、ウクライナにも、同じように友人がいる。

プーチンがウクライナ侵略を決めて戦争が始まってから、どちらとも連絡が取れていない。

けれども最近、仕事でまた国際ビジネスの第一線に戻ることになった。

また、かつての友人たちに連絡を取ろうと思う。

ただし、俺は、断片的な情報で自分の立場を決めるつもりはない。心を理解はしようとするが、どちらに非があるかを不完全な知識でジャッジはしない。

誘惑に負けそうになったら、ジョンレノンの『イマジン』の歌詞を口ずさむつもりだ。

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace...
想像してください、もし国なんてなかったら…
そんなに難しくないですよね
人を殺したり死ぬ理由なんて何もない
そして宗教もそこにはない
想像してください、すべての人が、平和にそれぞれの人生を生きている…

『コーラン』も『バイブル』も読んだけど、俺にとってはこの歌詞が『コーラン』であり、『バイブル』なのかもしれない。

Thank you, John.



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