心から化け物だと思える人間と出会えることは、幸運である。
志の低い人生に甘んじるならば、怪物の存在はただただ脅威でしかない。
しかし、人間を磨き続けるのであれば、そういう存在はかけがえのない学びと経験をもたらしてくれる。
”If people aren’t calling you crazy, you aren’t thinking big enough.”
– Richard Branson
”If people don’t think that you’re crazy, there must be something wrong with you.”
– York “Σ” Neely
人があなたのことを「頭がおかしい」と思っていればグッド・サイン。思わなければ、自分の人生のどこかがおかしいと思った方がいいのである。
善悪は、万人にとっての常識という名の尺度ではなく、自分が正義と思ったことを如何に貫けるか、が人間の強さを定義する。
「強さとは我儘を押し通す力」
– 範馬勇次郎(板垣恵介)
完璧な人間などこの世に存在しない。そして誰が見ても正義といえる正義などこの世に存在しない。それは、イスラエルの情勢を見ていてもわかる。
ただ、自分の力で不可能を可能にしていく人間には、それが自分から見て”善人”であれ”悪人”であれ、否定できない魅力がある。
“It is absurd to divide people into good and bad. People are either charming or tedious.”
Oscar Wilde, Lady Windermere’s Fan
「人間を善と悪に分けるなんて馬鹿げている。人間は、魅力的か、退屈かの2種類しかいない」
オスカー・ワイルド『ウィンダミア卿夫人の扇』より
そしてその魅力は、漫然と生きているだけの人間、その人物を全面的に否定している人間には理解されない。
そして、大多数の人間は自分の意見を持つことができず、大衆の意見に左右されるから、その人物がポジティブな名声を得れば、英雄に祭り上げるようにもなるし、逆にネガティブな噂が広まれば悪魔のように忌み嫌う。だから名声は圧倒的な力がある。
俺がパートナーであり、メンターと認めた人物は、世界的に有名な科学者である。その男はまさに天才的な能力を持っているが、周りの人間に恵まれなく、裏切りに遭ってきたために、国内では四面楚歌。世界中に仲間も多いが、それでもそれ以上に敵が多いという境遇にいる。
その人物には、アルバート・アインシュタイン、イーロン・マスク、スティーブ・ジョブズ、リチャード・ブランソンなどの天才と共通点がある。天才ならではの弱点である。それは、すべての巨匠が陥る地獄に直結する。
それは、以下のとおりである。
- 天才は、自分以外の”凡人”の意見を聞くことができない。
- 天才は、自分の建てた仮説を裏付ける情報には耳を貸すが、矛盾する情報を受け入れられない。
アインシュタインが晩年、信じられないような失敗を繰り返したのは有名だし、豊臣秀吉は家臣の意見を無視して朝鮮出兵をしだしてからおかしくなった。スティーブ・ジョブズも化学療法による癌治療を頑なに拒否したために寿命を大きく縮めたといわれている。
これらはすべて、天才が陥る孤独と他人への不信感、謙虚さの欠如から来るものである。
ビジネスマンはこの天才肌の人間の人間的な弱さを補ってやればよい。いわゆる”people person”になればよい。
信頼を勝ち取り、私欲に目をくらまされず、自分の将来を彼の評価だけに委ねず、なるべく独立した対等な立場で、Yes、Noを言える関係を築く。
その上で、彼の野望を誰よりも理解し、自分の野望とリンクさせ、そのために何をすべきか、誰に何を頼むべきかを冷静に考え、行動に移す。その知性とパワーが何よりも求められる。
それが備われば、もはや死角はない。無敵のDUOの完成となる。敵にとっては絶体絶命のnightmare、世界にとっては最高のgood news。
近いうちに、この怪物は俺と組んで世界に大きなインパクトを与えるだろう。これにより、1年間に何万という多くの命が救われるはずだ。
そして、この経験を語ることが、何かをやるために生きる誰か1人の心へインスピレーションになれば、これ以上の幸せはない!
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